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Channel: ブラジル便り
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ブラジル版”見ざる、言わざる、聞かざる”

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カンポス ド ジョルダォの展望台の土産物屋で見つけたブラジル版”見ざる、言わざる、聞かざる”。日本では日光の”三猿”の見ざる(猿)、言わざる(猿)、聞かざる(猿)で”ざる”と”猿”を掛けて、猿が目、口、耳を塞いでいるのが普通に見る置物だが、ブラジルでは”フクロウ”だった。ブラジルでフクロウは”幸せの象徴”、ということを聞いたようなことがあるので、フクロウなのだろうか。
今更ながら調べると意味合いは『自分に都合の悪いもの(自分の心をまどわすもの)や、他人の欠点は、 見ない、聞かない、言わない、に越したことはない』といったことで、なんとなく知っていたことだったが、おしゃべりが大好きなブラジルでも同じなのか、それともしゃべり過ぎるからこそこう言った”戒め”を置物としておいておくのだろうかね?
 三猿は日本固有のものとばかり思っていたのに、ブラジルにもそれに因んだものがあるのが面白い。
 
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もうひとつこれに纏わって面白いのは”値段”だ。同僚家族が土産物にこれを買った。買った値段はR$11(\550)、その直後その買った値段を知らずに、何人かで上で書いたように”三猿がフクロウだ・・・”って面白そうに眺めてから私が『いくら?』と聞くとR$12(\600)・・・。先ほど購入した同僚のカミサンが『さっきはR$11っていってたのに・・・』と、みんなで笑った。ものの値段は顔を見ながら決める、ほしそうな、興味ありそうな様子だと値段が高くなるのは”経済の原則”だけど、面白い。 更に買う気もないのに近くの店で値段を聞くと”R$10(\500)”だった。R$11でも既に高くなっていたということか・・・。

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