日本は暑い、節電、暑い、節電と言っていた気の毒な夏も終わり、残暑に耐えているようなニュースが流れているが、地球の反対側のブラジルはアチコチで大きな煙を上げる"野焼き"をやっていて、春から初夏という感じになっている。このあいだまで長く差しこんでいた日差しも太陽が空の高いところを通り、日差しもかなり強い。日向にいるとジリジリ肌を焼かれる感じがする。
春、初夏というのか、こちらはちょっと見には”さくら”のように見える花が咲いている。実はこれは”ブラジルの国の木”と言われる”イペーの樹”。今咲く花の色は”ピンク”で遠目には”さくら”に見える。近づくと花の形が全く違うのだが、日本の桜を3,4年も見ていない私には遠く離れた日本の桜を思い出させるに十分だ。
このイペーの樹はシーズンによっていろいろな花の色を咲かせる。黄色、白・・・と白色が咲く頃は夏も終わりという時期だったとお思う。この木が一本、ぽつんと広大な牧草地に咲いていると、ブラジルの広大な大地によくあうんだな・・・これが。
ブラジルと日本の関わりは深く移民の人も多いので、さくらも持ち込んでいると思うが、日本の桜はこちらの焼けるような日差しには耐えられないんだろうね。聞いた話ではこのあいだ同僚と行ってここで紹介した”ブラジルのスイス”と言われるカンポス ド ジョルダォで”さくら祭り”があるそうだけどね。ここは標高1900mくらいで高く、気温も冬は0℃くらまで下がり、気候的は少し緩いから桜も咲くのかもね。